必要な基礎知識
必要な書類がなければ、仕事になりません
発注を受けて取引先と仕事をする場合。
依頼を受けてて、カウンセリングを行う場合。
仕入をして、販売する場合。
どんな業種においても、書類はとても大切な役割があり、正しく使用する必要があります。
また、皆さんが一番頭を抱えるのが、確定申告。
さあ、まず基本を学びましょう。
知っておきたいではなく、知らなければならない
デザインに没頭したいデザイナーも、
カウンセリング力を高めるために、勉強を重ねたい人も
魅力ある写真を撮りたくて、被写体を探し求める人も
・・・・・そうはいきません。
個人事業主として、収益を得る以上は、納税の義務があります。
収入先、金額、日付、細かく明瞭に記載する必要があります。
仕事用に購入した、ホッチキスの芯1個にも、
購入日、金額、経費内訳、購入先、領収書の保存、貸方etc・・・
「・・・・・もういいよ、これくらい自腹で・・(>_<)」
これでは、確定申告以前に、経理の管理すらできていません。
苦手な人は、まず起業前から、経営コンサルタントも兼ねる会計事務所を捜して、
サポートを求める事をオススメします。
書類の役割と流れ
クライアントから仕事の依頼がきてから、納品、集金までに必要な書類は以下を参考にしてみてください。
見積書
見積もりには、クライアントの注文内容に対する詳細、単価、納期などを記載します。
納品書
納品する内容(デザインやサービスなど)に、納品書をつけます。
請求書
あらかじめ提示されていた金額にて、請求書を送付します。
領収書
入金後に、必要に応じて発行します。
以上は、業種がいかなる場合で、必要でしょう。
必要な手続き
経営者として、開設と同時に必要な手続きや書類をご紹介します。
銀行口座と印鑑
経理面で公私を明確にする必要があります。口座は、プライベート用とビジネス用を区別するため、起業にあたり認印、銀行口座印、実印(印鑑登録したもの)が必要です。実印は、契約や高額な取引に必要となります。
契約書(料金表なども含む)
契約書なしに、クライアントとの合意の上、電話などで契約を進める場合が多いかもしれません。しかし、企業との契約や、自治体などとの契約の場合、見積書と口約束では、仕事は受注できません。それとも大きな契約は、断りますか?そうでは、ありませんよね。仕事が長期に及ぶ場合もあります。契約書は、クライアントだけでなく、あなたを守る手段でもあります。必要に応じて、適切な契約書を用意する必要があります。
注文書と注文請書
簡単な仕事でも、ルールとマナーは大切です。そして、再注文の際に「・・・この前、価格いくらにしたかしら?」では、信用もなくなります。明確な料金表を作り、受注、発注の際には必ず注文書(注文請書)を作成しましょう。
健康保険・国民年金
会社を退職すると保険は国保に、厚生年金は国民年金になります。その手続きも自分から届けでなければなりません。
源泉徴収税
報酬や給与が発生する元(源泉)から、先に所得税を徴収しておく仕組みを、源泉徴収と言います。企業があらかじめ個人の給与から天引きして国に納めて年末に調整して、返金されたりしますよね。その仕組みです。個人事業者で白色申告していると、その月の収入が全て自分の給与と勘違いしてしまいがちになります。ここで正しいマネージメント力が必要になってきます。
確定申告
年に1回、税務署で年間の売上を申告して、税金を確定させます。売上-経費=所得となり、この所得で、納める税金が決まります。そのため、1ヶ月毎に、収支をしっかり把握することが大切です。
経理事務が苦手な人は、はじめから会計事務所に依頼する
自分で学んで、知識を持って経理事務もこなせることが理想ですが、
会計事務所に依頼するのもオススメです。
会計事務所に依頼することで、同時に学ぶ事になり、
1~2年の間に知識を得てから後、自分で経理もこなせる様になる方も多くいます。
また、会計事務所では、マネージメント面もサポートしてくれるので、あなたにとって最良の協力者になるでしょう。